農業を知る事により知能が高まる『知農』と『農知』いう概念について
古来より日本人は農業を中心に生活を行っており、そこで様々な自然の摂理を学び、自然と共に生きていた。それが日本人のたくましさ・臨機応変さの原動力であり、手先の器用さの源泉であることは言うまでもない。現代社会は農業から離れた生活となり、その原動力・源泉を失ったあるいは獲得できなかった日本人は数多い。これは社会構造としての問題かもしれないが、身近にある最高の教材である自然、万物に共通する法則を持つ自然の基に生産を行う農業から距離を置きすぎたことによる当然の結果と言えるかもしれない。 そこで古来の日本人がその源泉として保有しており、現代人が失ったたくましさや臨機応変さを学ぶために最高の教科書である農業を知る、いわば知る農業を行うことにより知能が向上することを『知農』、その知能を高める土壌、教科書を『農知(農地)』と定義づける。今後、その定義の基にメソッド等を開発して地域農業の発展に努めていくことをここに宣言する。またそれに付随して『果レッジ』(学校college+果実の造語)を開講し現地体験学習及びポット栽培キット及びWEB講習会、料理教室等により実践を図る。
平成27年5月14日
『知農』の具体的な効果
理念:最高の教材は自然、それと人である。
知農=農業×地域×人との交流
〇自然と調和することが求められる農業を通じて対応力を身につける
=思い通りにならないこと、調和することを学ぶ
〇あるものを利用して自分で工夫して道具を作る=応用力を身につける
〇農業と地域の歴史や文化は密接している=自分の由来や地域に愛着を持つことによりアイデンティティを確立させる
〇先輩から技術や情報などを得る=自身の成長につながる